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3 リッジ ガイザーヴィル 2019
RIDGE GeyservilLe 2019
カリフォルニアの老舗ワイナリー『リッジ』 リットンと肩を並べる二枚看板ジンファンデルの一つ
今やカリフォルニアの老舗ワイナリー『リッジ』。 リッジの歴史は1885年ソノマ地区モンテベロの高台にワイナリーを建設し,ワイン造りを始めたオセアペロン氏によって始まります。その後1940年代、神学者でフランスワインの愛好家であったウィリアム・ショートが、モンテベロの真下の閉鎖されていたワイナリーを買い取りカベルネ・ソーヴィニヨンを植え、3人のパートナーと共にワイン造りを始めます。そのワインは、当時カリフォルニア最高のワインを言われていました。1966年にはガイザービル地区でジンファンデル種のワインを造り始めます。1967年にリッジヴィンヤーズとして会社組織となり、かつてのオセアペロン氏の高台のモンテベロワイナリーを購入。醸造家ポール・ドレーバー氏を迎え、安定した品質と世界的な評判が確立されます。
リッジのワインが世界中に知れ渡ったのは1976年パリで行われた、フランスワインとカリフォルニアワインのブラインドテイスティンにおいて、リッジのモンテベロ1971年が第5位にランクされたことで注目を浴びました。それまで無名だったカリフォルニアワインが、名立たるフランスのシャトーワインと同等の評価を得たことは、ワインジャーナリストの間でショッキングな出来事であり、カリフォルニアワインが世界品質のワインであることが証明された瞬間でもありました。30周年を記念して同じワイン、ヴィンテージ行われたテイスティングではリッジのモンテベロ1971が1位に輝き、改めてその実力を示すことになりました。
1986年、リッジは大塚製薬に購入され運営されています。
ガイザービルは、ジンファンデルとやや多めのカリニャンによって造られる、果実やスパイスの複雑な風味がありバランスの良い力強いワインです。長期契約栽培により、安定してブドウが得られるため、高い品質を保ち続けています。 |
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